内容については、以下のURLをクリックしてご覧ください。
くらしと協同の研究所・創立30周年記念式典
2022.7.2~3 2022年総会記念シンポジウムを開催しました
7月2日(土)3日(日)に京都テルサにおいて会場参加とリモート参加のハイブリッド形式で総会記念シンポジウムを開催いたしました。
7/2(土)の1日目シンポジウムでは大高 研道 氏(明治大学)に「協同労働の今日的意味と可能性-地域づくりの深化に向けて-」をテーマに基調講演をしていただきました。
そのあと、実践報告として上村 俊雄 氏(企業組合労協センター事業団 但馬地域福祉事業所)と
古村 伸宏 氏(日本労働者協同組合連合会 理事長)から実践報告をいただきました。
そのあと、青木 美紗 氏(奈良女子大学)をコーディネーターに迎え、細川 孝 氏(龍谷大学)と東田 一馬 氏(京丹後市大宮地区 つねよし百貨店代表)のお二人にご登壇いただき、コメントをいただきながら、登壇者も交えてディスカッションをおこないました。
7/3(日)の二日目分科会では、3つの分科会に分かれて以下のテーマで開催をしました。
第1分科会 「若年層と創る未来の協同社会─産直・倫理的商品・組合員参加を事例に組合員のニーズを探る─」
登壇者
岩橋 涼 氏(名古屋文理大学))加賀美 太記 氏(阪南大学)鬼頭 弥生 氏(京都大学)玉置 了 氏(近畿大学)辻村 英之 氏(京都大学)浮網 佳苗 氏(日本学術振興会特別研究員)山野 薫 氏(近畿大学)松原 拓也 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
第2分科会 「購買生協は高齢期の生活を支えられるか?」
-「生協10の基本ケア」を合言葉にして-
登壇者
川口 啓子 氏(大阪健康福祉短期大学)小田 史 氏(大阪健康福祉短期大学)浜岡 政好 氏(佛教大学名誉教授)
第3分科会 「ロングセラーコープ商品から考える次のロングセラー」
登壇者
下門 直人 氏(京都橘大学)寺岡 謙将 氏(丸富製紙株式会社 西日本営業本部)豊田 滋之 氏(株式会社カネソ22)塩谷 元彦 氏(さとの雪食品株式会社 大阪営業部)
〇参加者の感想
2022.6.11 「第2回『くらしと協同』を読む」合評会企画を開催しました
「労働者協同組合法学習会」と同時に、第2回の「第2回『くらしと協同』を読む」合評会企画を完全リモートで開催しました。今回は第38号:特集「発電を通じた地域活性化への挑戦」と第39号:特集「コロナに克つⅡ~つながりを紡ぎ続ける」の2号について企画担当者から話を聞き、意見交換を行いました。今回は学習会と同時に開催することで第1回より多くの方に参加していただくことができました。24名の方に参加していただきました。
〇参加者の感想
・企画・編集に関わった方々の想いをお聞きでき、『くらしと協同』の内容を深化させることができました。研究所以外の所属の方もご参加いただけ、よかったと思います。
・39号の山極先生の「人間にとっての『食』の意味」は、日本の生協にとって重要な指摘であるとあらためて感じました。加賀美先生が最後に仰った編集のモットー、深く共感しました。大いに参考にさせていただきます。
2022.6.11 「労働者協同組合法学習会」を開催しました
2022年7月に開催する総会記念シンポジウム「協同のネットワークを地域でどう創るか」のプレ企画として、完全リモートで、今秋から施行される「労働者協同組合」について、日本労働者協同組合連合会理事長の古村伸宏氏を講師に招き、法制定の背景や特徴、協同組合どうしの連携や地域づくりとの関わりについて学び、意見交換を行いました。27名の方に参加していただきました。
〇参加者の感想
・労働者協同組合と他の組織との違いなどわかりやすかったです。協同労働をどのように広めていくのか、今後の大きな課題になるだろうなと思いました。
・「協同労働」について全く知らなかったのですが、お話を聞いて関心を持ちました。地域づくりに関心があるので、その側面からももっと知りたいと思いました。
2022.3.5. くらしと協同全体研究会を開催しました
3/5(土)13:30~17:30でリモートのみの企画で開催しました。今回は研究員の方の書籍の紹介や、研究所の1年間の研究活動の棚卸として研究所の活動を会員に見えるように紹介をしました。
〇参加者:36名
〇登壇者:5団体、11名
〇開催趣旨
「くらしと協同全体研究会」では、研究活動の1年間の決算として、当研究所で活動している研究会やグループから研究・活動内容の紹介を行い、若手研究者からも個人報告をいたします。くらしと協同に関するさまざまな問題提起を受け、学問的な議論を深めることを目指します。
〇内容
(1)研究所主催の研究会等の報告
(2)研究員が発行した書籍の紹介
(3)各研究会からの報告
①今年度の各研究会の動向について
②今年度の活動内容と成果の概要報告 各研究会代表者より
・次世代生協研究会
・生協労働研究会
・オルタナティブ農業研究会
・新しい協同の研究会
・コーポラティブ・ラボ
③ 研究会制度についての説明と募集について
(4)個人報告
・岩橋涼氏(名古屋文理大学) コメンテーター:鬼頭弥生氏(京都大学)
・長島洋介氏(ラボラトリオ株式会社) コメンテーター:近本聡子氏(愛知学泉大学)
〇参加者の感想
・研究会活動が活発で、様々な活動を紹介いただいて、興味深い内容でした。
・今年度の研究報告はその分野についての専門的知識がなくても理解できるものでしたので、生協職員や組合の方にも広くご報告を聞いていただけたらなおよかったなと思いました。
2021年11月と2022年2~3月 連続講座「生協10の基本ケア」を開催しました
企画委員会における「研究課題の発掘」論議の中から導き出された「高齢化・福祉・介護」の課題の具体化として、講座「生協10の基本ケア」(1講座6回)を11月と2~3月の2度開催しました。
〇会場:コープ御所南会議室
〇参加状況
・第1期(11/10.11/17.11/24開催)参加12名
参加者:京都生協組合員・福祉事業部職員、コープしが組合員理事、日本生協連職員、研究者
・第2期(2/9.2/16.3/2開催)参加12名
参加者:京都生協組合員・学識理事、コープしが組合員理事、京都生協・コープしが福祉系統職員、京都高齢者生協組合員
〇講師:
・川口 啓子氏 大阪健康福祉短期大学 福祉実践研究センター センター長
・小田 史氏 大阪健康福祉短期大学介護福祉学科教授
・上山 小百合氏 大阪健康福祉短期大学介護福祉学科特任准教授
〇講座「生協10の基本ケア」第1回~6回の内容
1講
「生協10の基本ケア」とは
◆ 超高齢化社会って、どんな社会?「生協10の基本ケア」概要・・・なぜ生協が?
① 換気 よどんだ空気で暮らさない、新鮮な空気を取り入れて感染症予防。
2講
「座る」大切さを知る
② 床に足をつけて座る 床に足をついて立つ 足の裏への刺激が大切
③ トイレに座る オムツには頼らない、トイレで用を足す、尊厳を護る
3講
「美味しそう」「気持ちいい」
④ 温かい食事をする 「美味しそう」が大切、自分の口から食べることが大切
⑤ 家庭浴に入る お風呂の効能、湯船に浸かって「気持ちいい」が大切
4講
ひとり暮らしでも孤立しない
⑥ 座って会話をする。 おしゃべりはコミュニケーション、セルフケア・相互ケア
⑦ 町内におでかけする 買い物を楽しむ、社会参加、閉じこもりを防ぐ。
◆ 車いす体験 どうやって動かすの? ちょこっと、車いす散歩!
5講
地域で・自宅で 最期まで
⑧ 夢中になれることをする 組合員活動は、積極的な介護予防
⑨ ケア会議をする 主役は私。自分でケアプランを考えてみる。
⑩ ターミナルケア 「自宅で最期まで」は希望じゃない、私の権利
6講
認知症を怖がらないで!
◆ 認知症ケアにおいては、安心して過ごせる環境が何より大切です。
◆ 認知症の人は大きな不安のなかにいます。怒らないで、正さないで、穏やかに。
◆ 症状を理解し、ケアのポイントを知り、少しでも重度化を予防しましょう。
〇参加者の感想
・介護する側の視点で今まで考えていたということに気づけ、自分が利用する立場になった時のことを、より具体的に考えられるきっかけをくださったと思います。午前のDVDは、亡くなった父に、私に知識があればもっとしてあげられることがあったなあと、涙・涙でした。あすなら苑の取り組みに感動しました。
・車椅子体験は貴重な体験でした。介助として夫を乗せて押していましたが、前がよく見えずに置いてあるものにあたってしまったことがありました。
2021.11.14 第2回 コロナショック特別研究会を開催しました
第2回 コロナショック特別研究会を完全オンラインで医療・福祉をテーマに開催しました。当日は、基調講演と三つの生協からの実践報告をいただきました。
テーマ:コロナ禍の生協の医療・福祉事業と組合員活動の現状
・開催趣旨:
新型コロナウイルス感染症の広がりは、経済やくらしに大きな変化をもたらしました。とりわけ医療・福祉の現場では、災害ともいうべき危機的状況の中で、専門職・地域住民の奮闘により人々の命や日々のくらしが支えられています。本研究会では、地域医療・地域福祉を専門とする研究者からの基調講演と医療福祉生協・地域生協の事業と組合員活動に関する実践報告から、この困難を乗り越えるための方策を参加者とともに考えていきます。
第1部は佐藤卓利氏(立命館大学特任教授・乙訓医療生活協同組合理事長)の基調講演と質疑応答 をおこないました。
基調講演テーマ 「コロナ禍での人々の暮らしと医療福祉生協の課題
―社会政策の視点と協同組合の視点」から―」
第2部は医療生協や地域生協の職員からの実践報告と意見交換を行いました。
実践報告では以下の皆さまにご登壇いただきました。
第2部内容
1.姫路医療生活協同組合 黒岩勝博専務
「コロナ禍における姫路医療生協の事業・経営活動と組合員活動」
2.岡山医療生活協同組合 和田博知専務
「コロナ禍の生協の医療・福祉事業と組合員活動の現状」
3.生活協同組合コープしが 組織広報部 南地区運営事務局 西口とも子事務局長
「コープしがの事業と組合員活動」
コメント 川口啓子氏(大阪健康福祉短期大学付属福祉実践研究センター センター長)
コーディネーター 小田巻友子氏(立命館大学准教授 当研究所運営委員)
〇参加者の感想
・公衆衛生について、その意味から現状について学ぶことができました。「国家」が責任を持つ公衆衛生体制の改善、社会保障を求めるとりくみを今後も広げていきたいと思いました。
・第一部では知らなかったことを学ぶことができ、第二部では様々な立場からのコロナ禍の取り組みがわかりやすく良かったです
2021.9.4 「『くらしと協同』を読む」合評会企画を開催しました
初めての企画として『くらしと協同』の内容をより深めるため、読者の皆さまで意見を交流する合評会を開催しました。
①企画タイトル『くらしと協同』を読む
②日 時:9月4日(土)14:00-16:00
③会 場:遠隔(zoom)
④対象号:
第32号(2020/3)サステイナブル・コミュニティ
第34号(2020/9)コロナに克つ~つながりと協同の新たな地平へ
第35号(2021/3)手ざわりある情報技術の使い方
⑤内容:
開会あいさつと本企画の進め方について
第32号紹介(企画担当者より)
第34号紹介(〃)
第35号紹介(〃)
参加者からの感想・評価等の発表と意見交換
2021.7.3~4 2021年総会記念シンポジウムを開催しました
7/3(土)7/4(日)に、コープイン京都を会場として、全面リモートで開催しました。
〇開催趣旨
東日本大震災から10年を迎えるにあたり、「震災復興において、協同組合はどのような役割を担い、どのように貢献してきたのか。今後の復興に向けて、どのような展望を描くべきか」について、現地と関わりの深い研究者から改めて問題提起をいただくとともに、東北各地の協同組合関係者から現状や今後の展望についてご報告いただく。これらを通じて、これからの協同組合の復興への取り組みについて示唆を得る機会とすることが、本企画の目的である。(開催趣旨抜粋)
〇内容
1日目は「東日本大震災と協同組合-これまでとこれからの10年を見据えて-」をテーマ
に開催しました。濱田武士氏(北海学園大学)の基調報告と東北地域の協同組合から現地報
告などをしました。また、ブレイクアウトルームを使用して、参加者の交流、意見交換の場
を設けました。
2日目は3つの分科会でそれぞれ第1分科会はコーポラティブ・ラボから「協同の力で支える食のこれから」をテーマに報告、第2分科会は生協労働研究会から「生協労働研究会 生協職員調査から見えてきたもの」をテーマに報告、第3分科会は「生協と商品事業-生協との取引が持つ意味」をテーマに生協の取引先企業3社からご報告をいただきました。
初めてのリモートでの開催でしたが、ブレイクアウトルームも活用しての参加者と登壇者の交流を図るなど、円滑に開催することが出来ました。
2021.3.6. 第4回くらしと協同全体研究会を開催しました
研究所の研究活動を発表し交流を深めることを目的とした、「くらしと協同全体研究会」は、今年も運営委員会で企画内容を検討し開催しました。研究所で活動する研究会からの報告と、若手研究者の研究内容をもとにした報告を行いました。
開催は、新型コロナウイルス感染症への対応もあり、リモートでの開催としました。
内容
第1部 本研究所 各研究会からの報告
・オルタナティブ農業研究会 代表 小池 恒男氏
・次世代生協研究会 代表 辻村 英之氏
第2部 大学院生からの専門分野に関する研究報告
○竹野 豊氏「従業員満足度とその与える影響について-従業員アンケートを用いた定量的分析-」
コメンテーター:近畿大学経営学部 准教授 玉置 了氏
○御手洗 悠紀氏「戦間期イギリスにおける初期有機農業と食」
コメンテーター:京都大学文学部非常勤講師 浮網 佳苗氏
○佐藤 秀氏「タンザニア・キリマンジャロ州の農業経営の発展方向」
-経営目的の多様性に着目してー
コメンテーター:近畿大学農学部教授 鶴田 格氏
参加者の感想
・各研究会の報告をお聞きできる機会があるのは、研究会の内容だけでなく研究所の取り組みを知る機会になるので、よかったと思います。
・次世代生協研究会の報告は、さまざまな視点で研究がすすめられ、大変興味深く拝聴し
ました。オルタナティブ農業に関する問題提起も参考にしたいと思います。
2020.11.29 コロナショック特別研究会を開催しました
「『コロナショックを乗り越える』特別研究会」を実参加とリモートのハイブリッド方式で開催しました。運営委員長の北川太一氏が総合司会を行い、第1部では岡田知弘氏から「コロナショックのインパクト:地域社会やくらしはどう変わるのか?」と題して、「コロナ禍」を歴史的、国際的な視点から捉えなおしていただき、その上で日本政府の対応を批判的に検討したうえで、「地域」に視座を置いて考えることの必要性を話していただきました。幅広い観点から深く捉えなおしていただくことを通じて、現在のコロナ禍で起こっている事実と、本質的な問題点を知ることができました。
第2部では、ならコープ、京都生協、コープしがの3つの生協からコロナ禍において発生したことや迫られた対応、見つかった今後の課題や地域との関係性で求められることなどを報告いただきました。それらの報告を踏まえて浜岡政好氏よりコロナ禍を受けて、改めて生協に求められている課題についてコメントしていただきました。
参加者:46名
内訳)参加者:33名(実参加7名、、Zoom参加26名)
登壇者:6名、役員・事務局:7名
20.2.29 「くらしと協同の研究所 第3回全体研究会」を開催しました。
2月29日(土)「第3回全体研究会」を18名の参加し、第1部と第2部の2部構成で催しました。
第1部は「公募研究会」と「個人研究」の報告を企画しました。公募研究会からは「新しい協同の研究会」の渡辺明子氏と千葉正司氏、「オルタナティヴ農業研究会」からは小池恒夫氏より、個人研究からは「企業組合の可能性を探るー京都の事業所分散型企業組合の事例を参考としてー」と題して、小林信考氏より報告がされました。
第2部は「大学院生からの専門分野の研究報告」を企画しました。「日本流通業のPB商品開発に関する一考察」をテーマに楊樂華氏(京都大学大学院)より、「飼料用米の生産者と畜産農家のマッチング」をテーマに柿原真奈氏(京都大学大学院)より報告がされました。また、コメンテーターとして、楊氏の報告には齋藤雅通氏(立命館大学教授)が、柿原氏の報告には小池恒男氏(農業開発研修センター会長)よりコメントがされました。
今後も「協同の事業と活動がくらしの中で果たすことの出来る役割を、研究を通じて鮮明にする」という研究所の目的に沿い、それぞれの研究成果の活発な報告と研究者の交流の場として開催いたします。
2/4(土)2016年度第2回研究委員会を開催しました。
参加者は18名でした。
前半は、研究所の今年度の振り返りと第25回総会記念シンポジウムの企画について報告しました。
後半は、研究委員からの研究上の問題関心についての提起を行なったのち、研究所の活性化にむけて、ベテラン研究委員と若手研究委員が活発に意見交換を行いました。
1/20(金)くらしと協同の研究所主催「若手の研究者の集い」を開催しました。
研究委員の青木氏、加賀美氏、片上氏が中心となって企画し、『くらしと協同』執筆者や大学院生等、当研究所に関わる若手の研究者10名が全国から集まり、研究紹介や意見交換を行ないました。
今後が期待されます!
12/28(木)第8回呼びかけ人会議を開催しました。
12/10~11に開催した「第18回生協組合員理事トップセミナー」の振り返りをしました。
今回も、研究所の先生方のご協力のおかげで、多くの学びと考える機会を得た意義いセミナーであったと振り返りました。
12月10日(土)~11日(日)、コープイン京都にて、「第18回生協組合員理事トップセミナー」を開催しました。
今年は、北海道から九州まで全国18生協、52名の参加がありました。
1日目は、若林靖永先生を講師に、「生協の未来を創造するために、私たち組合員理事が、考え、できること~ドラッカーの自己評価手法を使って~」をテーマとしてワークショップを行いました。
2日目は、4つの講座を設け、少人数で学びました。テーマは次の通りです。
①加賀美太記先生「グローバル化と地域経済―事業者としての協同組合の役割」
②青木美紗先生「食卓と農の現場をつなぐ、生協らしい取組とは?」
③高山一夫先生「医療・社会保障改革がくらしに及ぼす影響とは」
④杉本貴志先生「生協は「消費者主権」をめざすべきなのか?」
終了後のお楽しみ、オプショナルツアーは、同志社大学寒梅館でランチのあと、「相国寺」特別拝観、そして俵屋吉富の京菓子資料館でお茶席を堪能しました。
9/24(土)同志社大学において、「TPP協定の問題を考えるシンポジウム」を開催し、約80人が参加しました。山田正彦氏を招いて記念講演を行い、石原洋介氏、高山一夫氏、岡田知弘氏がそれぞれの専門の立場から、報告を行いました。
TPP協定の問題を考えるシンポジウム開催
山田正彦氏 記念講演より
協定文書と付属書、サイドレターを含め英文6300ページに及ぶ膨大な協定
そして国会での審議では政府から提供された資料は黒塗り文書(通称のり弁)、
今国民に提供される資料は海外で入手された文書がベース。 これで国会審議ができるのか・・・・
民主党政権時代の元農林水産大臣「山田正彦」氏を迎え、この国をグローバル企業に売り渡してしまう様な協定。この本質を元農水大臣の目から見える危うさを伝えていただいた。
また、日本の法体系上、国際条約は『憲法≧国際条約>国内法』この体系の中にTPP協定(国際条約)が承認され発行したならば・・・・・国内法より上位法。国民の「命と暮らし」は守れるのか
TPP協定は農業分野がクローズアップされやすいが24の分野にまたがる幅広い協定
生活者の視点から見た時「食の安全の視点」「医療の視点」そして「地方自治の視点」から、その分野の研究者からの警笛(コメント)を頂きました。
「食の安全の視点から」ピックアップ(山田正彦氏、石原洋介氏報告より)
知らなかったでは済まされない、現実。きれいごとでは済まされない事実。
今 消費者庁は加工食品の原料原産国表示のとりくみ検討会をすすめていますが、TPP協定ではこれが貿易障壁として訴えられる可能性あります。
アメリカではカナダ、メキシコとFTA協定を結んだが、カナダ・メキシコ産牛豚肉に原産国表示をしたところカナダ、メキシコより貿易障壁としてISD条項に基づきWTOに提訴され、敗訴。原産国表示は貿易障壁と判断され表示されなくなった事実
日本の消費者が原材料表示に求める事柄は「原産国表示」「遺伝子組み換え作物使用の表示」「添加物表示」や「残留農薬」、これがグローバル企業から見て貿易障壁であれば提訴が可能。
この時、提訴された側が安全性の問題であれば、危険であることの証明をする義務が生じる
提訴した企業が安全であることの証明をする必要はなし。アメリカ企業であればFDAが安全であると認証すればTPP協定では安全となる。
(安全性の資料は開発した企業がもっとも所有しており、不利な情報であれば提出しない)
4/9研究委員会では、第24回総会記念シンポジウムの企画について議論しました。また、2015年度の活動の振り返りと2016年度の方針について意見交換を行ないました。
第18回生協組合員理事トップセミナーの呼びかけ人会議が本日3/25よりスタートしました。さて、今年の企画は何が飛び出すでしょうか?呼びかけ人一同、皆さんのご期待の添うべく、研究者の先生方と一緒に知恵を絞って作っていきたいと思います。
本研究会は、社会の在り方が変化する中、協同組合で働く意味合いについて、社会や経営からの視点、また労働者や組合員からの視点を含め、総合的に考え、労働の実態調査をふまえ、理論化することをめざして設置しました。
研究期間を4年間と設定し、2段階に分け、第1クールを「実態調査研究」の2年間、第2クールを実態調査に基づく理論研究の2年間とします。
第1回目の今回の研究会は、研究会の趣旨、委員の紹介、研究会の進め方、生協労働研究史と本研究所の解題、そしてアンケート調査の検討を行いました。
1月26日(火)第19回くらし福祉研究会を開催しました。
今回は、当研究所の団体会員である、大阪よどがわ市民生協の専務理事貫様にご報告いただきました。
「今後の超高齢社会に向けて」と題して、生協の設立から今に至る38年のあゆみ、助け合いの会や福祉事業の現状、未来開発委員会の論議による「10年後の少子高齢社会の中でお役立ちするビジョン・アクションプラン」について、学ばせていただきました。
1/23(土)、第2回研究委員会をコープ御所南ビル会議室にて開催しました。
主な議題は、第24回総会記念シンポジウムの開催趣旨と企画について、提案と意見交換を行ないました。
その後、2015年度の活動のまとめ(案)と予算の執行状況について、報告と協議を行いました。
12月22日(火)第18回くらし福祉研究会を開催しました。
今回は、コープあいち福祉事業本部長の佐宗氏にお越しいただき、ご報告いただきました。コープあいちの福祉事業の概況や現福祉政策、取り組みの紹介、そして新しい福祉政策についても学ばせていただきました。
シンポジウムにおける、コープあいち参与向井氏の「「安心して暮らせるまちづくり」の観点からのご報告と合わせて伺ったことで、コープあいちが地域の課題に生協がどう向き合っているか、その奥深さがよりわかりました。
11/21(土)、「TPP協定で食の安全はどうなる」をテーマに、公開講演会を開催しました。
11団体から30名の参加があり、そのうち会員は6団体17名でした。初めに小池恒男氏が問題提起を行い、基調講演は、石原洋介氏(三重短期大学教授)に登壇いただきました。
「TPP協定の全容が国会審議でどこまで明らかになるのかは不透明であり、明らかになってから行動しても今の国会状況では決まってしまう。まずは知ること、そして知ったところから行動していかないと胃袋は守れない」というお話を受け、参加者からは、学習のためにこの講演会内容をブックレットにしてほしいという要望も出されました。さらに、参加生協では、石原氏を招いての講演会を企画されるところも相次ぎました。
11/4(土)せいきょう会館にて、「おたがいさま」活動の先進4生協の交流会を開催しました。参加状況は、4生協(生協しまね、コープぎふ、コープいしかわ、コープかがわ)から、「おたがいさま」12組織が集い、組合員・役職員が25名、研究所から14名、計39名が参加しました。
会員生協から15年2月に要請のあった「おたがいさま全国交流会」開催について、当研究所は「おたがいさま活動」に早い時期から着眼し研究していたことからも、協力することを確認していました。今回は、その「全国交流会」の前哨戦と位置づけて、まずは先進4生協の交流会を開催することになりました。
発起人は、上林氏、野津氏・高橋氏、片山氏が務め、準備としては、8~9月に4生協の「おたがいさま」12組織に対して、全国で初めてのアンケート調査を実施し、10月に発起人と研究所(浜岡氏・事務局)が企画打合せを行い、準備をすすめました。
本番では、各「おたがいさま」の活動紹介、おたがいさまらしい事例や困りごとの共有と意見交換を通じて、思いや悩みを交流しました。最後に、中川氏、毛利氏、浜岡氏がまとめのコメントを行いました。
今回の目的は、4生協の「おたがいさま」が一同に会することで、顔の見えるつながりをつくること、活動事例の共有を通じて「おたがいさま」の価値を確認すること、そしてこの場が明日からの活動の源となることをめざしました。
参加者からは、「おがいさま」や「たすけあいの会」のあり方を考える上で多くの学びや気づきがあった、「おたがいさま」の度量の大きさや本質を感じられた、など活動の展望を見出す有意義な交流会であったことが伺えます。
一方で、当初の目的である「全国交流会」開催にむけても、具体的なイメージが持てて一歩前進したことも大きな成果と言えます。
10/13(火)、第13回くらし福祉研究会を開催しました。
今回は、ならコープのCSR組織広報部長の土井氏をお招きして、ご報告いただきました。
「地域のくらしを支える~生協の事業と活動の取り組み」と題して、ならコープ福祉活動のあゆみかから、福祉政策プロジェクト答申、そして社会福祉法人協同福祉会が大きな募金活動を経て設立に至った特徴的なこと、さらにならコープの福祉活動・事業の発展に向けてのお話を伺いました。
昨年、研究会にて協同福祉会理事長の村木氏にお越しいただきました。双方のお立場で伺うことで、生協らしい主体的な関係性と取り組みを学ばせていただきました。
9月9日(水)第15回くらし福祉研究会を開催しました。
今回は、団体会員である、コープしが福祉事業部マネージャー補佐である松田氏をお招きして、コープしがの福祉事業と地域福祉への取り組みについてご報告いただきました。
2006年開始のささえあいサポート事業は、組合員同士がお互いに家事援助など支え合う相互扶助制度で、それはどこの生協でもされていますが、その運営方法が特徴的でであることや、2020年のビジョン作りについても伺い、学ばせていただきました。
7/7(火)第13回くらし福祉研究会を開催しました。先月に開催した総会記念シンポジウムでは、当研究会の中間報告の位置づけで企画を担当しました。今回の研究会では、参加者からいただいた感想文をも読み込み、シンポジウムの総括を中心に行いました。
8月以降の研究会後半戦に向けては次回以降検討することとします。
5/22(金)運営委員と企画委員の合同会議を開催しました。主な議題は、2015年度事業計画(案)について、報告を行なった後、意見交換をしました。」また、各生協の特徴的な実践事例について紹介をいただきました。
5/13(火)第11回くらし福祉研究会を開催しました。今回は6/27開催のシンポジウム企画を中心に議論をしました。
5/11(月)編集委員会を開催しました。
1、夏号企画の進捗状況
2、秋号企画の確定
3、冬号企画について
4、合本(『協う』99号~130号)の編集について
内容は、以上でした。