2015年11月アーカイブ

 11/21(土)、「TPP協定で食の安全はどうなる」をテーマに、公開講演会を開催しました。

11団体から30名の参加があり、そのうち会員は6団体17名でした。初めに小池恒男氏が問題提起を行い、基調講演は、石原洋介氏(三重短期大学教授)に登壇いただきました。

「TPP協定の全容が国会審議でどこまで明らかになるのかは不透明であり、明らかになってから行動しても今の国会状況では決まってしまう。まずは知ること、そして知ったところから行動していかないと胃袋は守れない」というお話を受け、参加者からは、学習のためにこの講演会内容をブックレットにしてほしいという要望も出されました。さらに、参加生協では、石原氏を招いての講演会を企画されるところも相次ぎました。


11/4(土)せいきょう会館にて、「おたがいさま」活動の先進4生協の交流会を開催しました。参加状況は、4生協(生協しまね、コープぎふ、コープいしかわ、コープかがわ)から、「おたがいさま」12組織が集い、組合員・役職員が25名、研究所から14名、計39名が参加しました。


会員生協から152月に要請のあった「おたがいさま全国交流会」開催について、当研究所は「おたがいさま活動」に早い時期から着眼し研究していたことからも、協力することを確認していました。今回は、その「全国交流会」の前哨戦と位置づけて、まずは先進4生協の交流会を開催することになりました。


発起人は、上林氏、野津氏・高橋氏、片山氏が務め、準備としては、89月に4生協の「おたがいさま」12組織に対して、全国で初めてのアンケート調査を実施し、10月に発起人と研究所(浜岡氏・事務局)が企画打合せを行い、準備をすすめました。

本番では、各「おたがいさま」の活動紹介、おたがいさまらしい事例や困りごとの共有と意見交換を通じて、思いや悩みを交流しました。最後に、中川氏、毛利氏、浜岡氏がまとめのコメントを行いました。


今回の目的は、4生協の「おたがいさま」が一同に会することで、顔の見えるつながりをつくること、活動事例の共有を通じて「おたがいさま」の価値を確認すること、そしてこの場が明日からの活動の源となることをめざしました。

参加者からは、「おがいさま」や「たすけあいの会」のあり方を考える上で多くの学びや気づきがあった、「おたがいさま」の度量の大きさや本質を感じられた、など活動の展望を見出す有意義な交流会であったことが伺えます。

一方で、当初の目的である「全国交流会」開催にむけても、具体的なイメージが持てて一歩前進したことも大きな成果と言えます。