研究員の紹介

中嶋 陽子


氏名:中嶋 陽子 (なかじま ようこ)

大阪市立大学都市研究プラザ(22年3月まで)

主な所属学会

  • 貧困問題研究会
  • 日本社会医学会

研究テーマ

ホームレスを中心とした生活困窮者の態様と支援

主な経歴

同志社大学経済学部を卒業し同研究科後期博士課程を満期退学後、複数校の大学非常勤講師勤務のかたわら、1998年より大阪にてホームレス支援活動に参加する。その後、2006年京都にて、相談活動と医療支援に重点を置いたグループを立ち上げた(任意団体)。その後も活動を継続させながら、大阪市立大学特任講師、同特別研究員として、国独自の調査や研究機関の大規模調査、各地の公私に渡る支援状況の訪問調査に関わった。22年4月以降は、非常勤講師(関西大学)として勤務しながら、支援グループの法人化を目指している。

会員へのメッセージ

メッセージというよりも、過去に研究所の関係やそれ以外の所で行った事例を、いくつかご紹介します。

⑴ジェンダー関係では、①女性組合員とジェンダーとの関連で、コンサル会社、生協幹部職員の集まり、協同組合学会分科会などにて、講師活動。

②女性の職業生活の視点から、自治体の公的啓発講座で講師活動。

⑵困窮者問題の関連では、①ホームレス状態の人々の実情や支援策について、京都市消防署員、医療者、高校生などの各団体に対して講師活動。

②京都での各種支援の実態について、研究者団体にて、くらしと協同の研究所の総会シンポにてなど、報告。

③ なお、非営利・協同研究所「いのちとくらし」の助成金も得たが、恐縮ながら報告書はまだである。これまでの公的支援策の概況や個別支援の多様な記録をまとめたものでもあるため、早く約束を果たしたいと思っています。