1999年6月号
コラム
蓄積、 継承と創造。 いずれも研究水準の向上には不可欠なものであろう。
しかしながら、 かつて日本の地域生協の発展を支えた理論的蓄積には忘れられた宝物も多い。例えば、
嶋田啓一郎 「世界の協同組合運動の思想と歴史」(同志社生協附属生協研究所での報告)、Mr誠実の生協人木下保雄の
「オルグマンの素材」 「仕入れマンの素材」
「供給活動の姿勢」 (『生協運動』 誌上での連載)
など。 これらは、 いずれも1966年のものである。
今日の危機を克服するためには、蓄積、 継承と創造を三位一体として追究する研究水準の向上を自覚しなければならないだろう。
(古)