2000年6月号
コラム
先頃、 京和菓子の老舗の16代当主が45歳で亡くなられた。
あまりにも若い旅立ちであった。 室町末期に始まる伝統・品質をどうひきつぎ発展させていくのか。
残された家族は、 そうした歴史をせおいつつ、
忙しく立ち働くことで悲しみに打ち勝とうとしている。
それにしても悠久の500年。 市民型生協が20、
30年にして 「転換期」 「存亡の岐路」 に立たざるをえないのをみるとき、
十数回も遭遇したであろう 「危機」 の突破の経験から、
協同組合が学びとることは多いはずである。 500年の存続には、
実は驚くべき日々の革新があったのもその一つ。
(Q)