1999年10月号
コラム

 枝豆や豆腐を食べながらビールを飲み、 気のおけない仲間と談笑することほど、 楽しいものはない。 ところが、 その原料である大豆や麦が、 遺伝子を組替えた農産物であったとしたら、 どうだろう。 アグリビジネスが開発した種子を、 アメリカの農家が買い、 輸出向け遺伝子組替え農産物が大量に製造されている。 肉をつくるトウモロコシなどの飼料も例外ではない。 遺伝子組替え食品が数世代後の人類に与える影響は、 計り知れない。 例え割高になろうとも、 安全な農産物・食品を選んで、 それをつくる生産者を応援したいものだ。
(岡田知弘)




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