1998年2月号
コラム

NPO法に基づく法人格の申請の出足が鈍いという。地域には多くのボランティア団体がそれなりに活発に活動しているが、それが法人格取得に動くことになっていない。これはボランティア活動と法人格取得が想定する非営利事業との間に大きなギャップがあるからである。地域に誰もが参加できるボランティアを広げると同時に、ボランティアの限界であるアマチュアリズムや非継続性を超えるシステムとしてNPOを育てることが求められる。(史)